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<世界都市・大阪>は、未来へと受け継がれ、環境を管理しつつ自己成長を持続していく都市でなければならない。淀川・大和川水系の河口部に成立した大阪は、低湿地を埋め立てる一方で運河や下水道を整えるなど、自然とともにある都市を築いてきた。また大気や水質の汚染、騒音問題などに対処してきた経験を通じて、大阪は、環境問題にとりくむための知恵を蓄え、技術を高めてきた。
現在、環境問題は世界の共通課題であり、一都市のみでとりくむべき課題ではない。大阪は、これまでに培ってきた都市の環境問題に関する優れた技術と豊富な経験をさらに活用し、積極的に世界に貢献していかねばならない。そうすることで、大阪は、世界から尊敬される都市となることができる。 |
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人々に環境に対する問題意識を定着させることも重要である。ごみ排出量の抑制や水質汚濁、環境汚染、騒音、ヒートアイランド現象など、都市生活を阻害する環境問題の解決に向けて、住民、経済界および行政が一体となって取り組み、都市活動全体でのエコロジカル・ライフスタイルの定着をはかっていくことが求められる。
エコロジカル・ライフスタイルの定着により、大阪が抱える環境問題が解決するだけでなく、水の都・大阪のイメージとあいまって、世界の環境先進都市として都市経営の範となり、それを知る人、そして訪れる人を通じて、大阪の都市イメージを世界にアピールすることができる。
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