大阪21世紀協会とは
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平成19年度事業計画

 大阪21世紀協会は、昭和57年4月に国際的で文化的な「世界都市・大阪」の創生をめざす「大阪21世紀計画」の推進母体として設立され、「文化立都」を目標に掲げ、「大阪21世紀計画・グランドデザイン」の策定や実施を行ない、常に時代の要請を踏まえ、新しい大阪のムーブメントを創ってきた。
 その主要なものとして、「大阪築城400年まつり」、「天王寺博覧会」、大阪国際会議場の建設構想、関西国際空港開港記念事業の推進、世紀越えイベント、最近では、「『水の都大阪』再生の戦略」の発表など、大阪の文化振興、都市魅力の向上のための様々な事業に取り組んできた。
 協会を取り巻く社会・経済環境の大きな変化に対応し、平成19年度以降は、『水都大阪・文化創造をテーマとしたまちづくりによる「創造都市・大阪」の実現』をめざし「オール大阪で取り組むべきミッションの推進役」として、コラボレーションによる大阪の「ブランドづくり」、「まちづくり」、「人づくり」に貢献するため諸活動を積極的に展開していく。
 主な事業内容は、国内外に向けた大阪のイメージアップ戦略の立案と戦略的な情報発信を行う「大阪ブランドの編集と発信」事業、四季ごとに、大阪の魅力を凝縮したテーマやコンセプトを設定して事業連携を図り、大阪のブランド力向上に繋げていく「四季のイベント連携による賑わいの創出」事業、「水都大阪」の魅力の発信に向けた機運醸成と、シンボル的な事業の推進とソフト・ハードの連携を図っていく「花と緑、光と水のあふれるまちづくり」事業、 「市民参加」をキーワードに新たな文化創造ムーブメントを巻きおこす「新生・御堂筋パレード」の実施などである。

1 大阪ブランドの編集と発信

 「大阪ブランドコミッティ」によって発掘・整理された大阪のコア・アイデンティティ、ブランド資源及びその発信媒体を活かしながら、国内外に向けた大阪のイメージアップ戦略の立案とオール大阪を巻き込んだ戦略的な情報発信を行い、機運を醸成する。

(1)第2ステージとしての「大阪ブランド」の構築と実施

 4つのコア・アイデンティティと16分野のブランド資源をもとに、府内の他自治体や関係者などと共同で具体的な発信に関するアクションプランをとりまとめ、実施を図っていく。
 実施時期 通年  事業費 2,000千円

(2)国内メディア・海外メディアを通じた情報発信 

 海外雑誌等の誤った大阪の情報の修正と、大阪の好ましいイメージの媒体の配布などにより、大阪のブランドイメージの向上を図る。
 実施時期 通年  事業費 1,000千円


(3)「大阪ブランド情報局」の運営(予定)及びコンテンツの拡充  

 大阪ブランド戦略の一環として「大阪」のブランドイメージを向上・確立し、都市の魅力を情報発信していくためのwebサイト「大阪ブランド情報局」を引き続き運営し、ブランド資源に関わる情報を内外に発信する。また、コンテンツを拡充しメールマガジンによる情報提供を行う。
 実施時期 通年  事業費 6,000千円


(4)伝統芸能振興事業(「MEET OSAKA」の発行・配布)

 近畿の伝統芸能のスケジュールを冊子やWEBの形にして国内外に発信する。
 発行時期 年4回   各30,000部  事業費 7,620千円


(5)大阪文化再発見プロジェクト

 大阪府・大阪市などと共同で、府域の小学生を対象に、大阪の文化・歴史資源に関するDVD教材を開発し授業での利用を働きかける。
 実施時期  未定  事業費 1,000千円


(6)協会広報事業(計画ニュース、ホームページ等)

 「大阪21世紀計画ニュース」の発行・配布やインターネットのホームページを活用し、協会事業やイベント情報等を広く効果的に情報提供する。また、メールマガジンの配信や携帯サイトの充実により、即効性のある情報提供や若年層への浸透を図る。
 ・「大阪21世紀計画ニュース」発行時期  5月・9月・1月 発行部数 8,000部  事業費 9,140千円
 ・インターネットサービス 実施時期  通年  事業費 9,200千円
 ・その他広報活動  事業費 13,652千円


2 四季のイベント連携による賑わいの創出

 四季ごとに、大阪の魅力を凝縮したテーマやコンセプトを設定して、諸団体との事業連携を図っていくとともに、中核となる事業については、必要に応じて積極的にけん引役を果たす。これらによって、より効率的かつ緊密な事業展開や大阪のブランド力向上に繋げていく。

(1)連携事業

 大阪府域で開催される事業で、協会の新たな役割・事業分野に沿ったもののうち、 協会と連携した事業展開をすることにより、協会単体よりも、より効果的・効率的な事業展開が見込めるものに関して、 経費の一部を負担し、事業に参画する。
 実施時期  通年  事業費 8,368千円

(2)大阪城サマーフェスティバル2007  

 夏休み期間中に大阪城公園周辺で多様なイベントを実施する事業主体と連携し、「大阪城サマーフェスティバル」を開催する。
 全体テーマに沿った各種イベント等の実施やポスター・パンフレット・ホームページ等PRの共通化、各種メディアとのコラボレーションにより国内・外に強い発信力をもつ「フェスティバル」を実施する。

(1)「大阪城サマーフェスティバル・前夜祭」の実施

 「舞台芸術」「こども」「アジア」などの大阪城サマーフェスティバルの全体テーマに沿ったコラボレーションイベントを、 全事業共通の前夜祭として実施する。
 実施時期 7月27日(金) 実施場所 いずみホール 事業費 6,000千円

(2)「720アワード@pamo2007」の実施

 大阪から舞台芸術・芸能に関する新たな才能を発掘し、世界に向けて大阪の舞台芸術・芸能を発信するため、 「720アワード@pamo2007」を開催する。
 実施時期 7月29日(日) 実施場所 OBP円形ホール  事業費 4,000千円

(3)各種イベントの実施

 「大阪城サマーフェスティバル」開催期間に各イベントに一体感をもたせるため、 屋外を中心に全体テーマに沿って大道芸や街角ライブなどの各種イベントを実施する。
 実施時期 7月〜8月   実施場所 OBPエリアの公開空地など  事業費 3,000千円

(4)PRの共通化等

 「大阪城サマーフェスティバル」参加事業者が、 共同でポスター・パンフレット・ホームページ等を制作し広範な事前PRを展開するとともに、 各種メディアとの協働により国内・外に向け「大阪ブランド」の魅力を発信する。
 実施時期 7月〜8月  事業費 5,000千円

(3)四季のまつり事業

 四季折々の「大阪のまつり」を国内・外に強くアピールし、集客力の強化と都心の活性化を図るため、 本年度は、秋季、冬季の大阪で行なわれる主要イベントをまとめたPR冊子の共同発行等に取り組む。
 実施時期  秋季・冬季  事業費 3,000千円

(4)市民参加による文化創造事業の実施  

 「御堂筋学生音楽祭」を大学などと共催で昨年に続き開催するほか、まちづくりや文化創造活動のキーパーソンとなっているアーティスト、クリエーター、プロデューサー、文化人、NPO関係者等を迎え、創造性あふれるまちづくりについて考え、新たなコラボレーション推進のためのネットワークを構築する交流サロン「21カフェ」を定期的に開催する。また、メセナ活動を広く告知し、 文化・芸術活動の活性化を図る企業メセナ振興事業などコラボレーションを中心とした文化創造事業を実施する。
・御堂筋学生音楽祭       実施時期 夏季  事業費 8,000千円
・市民参加による文化創造事業等      実施時期 通年  事業費 22,350千円

3 花と緑、光と水のあふれるまちづくり

 「水都大阪」の魅力の発信に向けて、オール大阪によるソフト面での取り組みが進むよう、 パイロット事業の実施による機運醸成を図るとともに、ソフトとハードの連携を図っていく。

(1)水辺の美しい景観づくり

 府、市、経済界と連携し、水の回廊のグランドデザイン策定に取り組むほか 東横堀川周辺のライトアップ等水の回廊を中心とした水辺の美しい景観づくりに共同で取り組む。
 実施時期 通年  実施場所 水の回廊周辺  事業費 6,500千円

(2)リバーフロント発信型賑わい空間創出

(1)リバーサイドカフェの実施 

 桜の開花時期にあわせ大川で水上カフェを上下分離方式(インフラを協会、運営を民間業者)で実施する。
 実施期間 平成19年3月28日(水)〜4月15日(日)
 実施場所 大川天満橋周辺  事業費 6,039千円

(2)「水辺の芸術祭〜アートフェスタinリバープレイス」の開催

 春の水辺の賑わいを創出し、魅力ある大阪の川辺に親しんでもらう一環として、 道頓堀川に面した湊町リバープレイスで、市民が気軽に参加・体験できる多彩な参加型アートフェスティバルを開催する。
 実施期間 4月14日(土)15日(日)
 実施場所 湊町リバーサイドプレイス  事業費 8,071千円

(3)回遊型ショーボートの実施

 NPO等の民間が実施する水辺の賑わい創出のイベントとコラボレートする連携コンテンツとして、 多彩なショーを水上で展開し複数会場を回遊するショーボートを民間事業者と協力しながら実施する。
 実施時期 4月ほか
 実施場所 大川・道頓堀川等水の回廊周辺  事業費 5,928千円

(3)水都大阪再発見・探検クルーズの開発

 水都大阪のブランドコンテンツのひとつとして、 「歴史探訪クルーズ」などの新たなテーマクルーズづくりを民間事業者と共同で進める。
 実施時期 未定
 実施場所 大川など  事業費 2,000千円

(4)シンボルイベントに向けた取り組み

 2009年に予定されているシンボルイベントの開催に向け積極的に取り組むとともに、 大阪百景アワードの実施など、花と緑、光と水のあふれるまちづくりの実現をめざした諸活動を展開する。
 実施時期 通年  事業費 31,100千円

4 新生・御堂筋パレードの実施

 大阪の秋を代表するまつりとして定着している御堂筋パレードを、従来とは一線を画したイベントに転換するため、 「市民参加」をキーワードに、より効果的かつ効率的な運営へ大幅な見直しを行うとともに、同時期に、御堂筋周辺地域に関連催事を誘導することによって、総合イベントとして発信力を高め「御堂筋」のブランド化に繋げていく。
 御堂筋開通70周年を記念するアニバーサリー企画を実施するとともに、 市民参加中心のパレードやおまつり広場を展開することにより新たな文化創造ムーブメントを巻きおこすパレードとし、 大阪ブランドとしての「御堂筋」を広く発信する。
 実施時期 10月14日(日)
 実施場所 御堂筋及びその周辺  事業費 210,000千円


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